私ごと「ファン・草むしり」

みなさんは「草むしり」にどんなイメージをお持ちでしょうか?

そもそも「草むしり」をしなければいけない環境に住んでいるかどうかにもよると思いますが、私の家には庭があり「草むしり」は日常のことです。

 

まず私が今まで持っていた「草むしり」のイメージは、のび太がママに言われて、暑い日差しの下麦わら帽子をかぶり、汗だくになって超イヤイヤでやるイメージがありました。

また父親が率先して「草むしり」や「芝刈り」をやっていましたが、成長した私もたまには手伝わない訳にはいかないのでした。

う〜ん、どちらにしてもマイナスなイメージですね。

「草むしり」や「芝刈り」をやった後は非常に見かけも心も気持ちよくはなりますが、「草むしり」や「芝刈り」をする行為自体はマイナスな作業でした。

 

では本当に「草むしり」をする行為はマイナスな作業なのでしょうか?

 

私は最近、考え方次第でそうでもないように出来るのではないか?「ファン・草むしり」があるんじゃないかと思ったのです。

 

まずはじめに、私は「草むしり」が全く好きではありませんでした。

植物や動物や昆虫にもあまり興味はありません。

※決して嫌いではありませんよ。別に好きではないという事です。うちには嫁も娘も好きで猫もいますが、私は好きでも嫌いでもありません。粛々と一緒に生活する事を受け入れているだけです。いじめたりしませんよ、餌もたまにはあげています)

 

自然と触れ合うこと自体は漠然と気持ち良さを感じるのでキャンプなど行きますが、胸を張ったネイチャーマンでもありません。

 

私が「草むしり」をするのは、家庭菜園をしている訳でもフラワーガーデンを作るためでもありません。

暖かくなってきてニョキニョキ伸びてきた雑草を「ああ、またそろそろ手入れするかぁ〜」と思ってやっているのです。

 

この家庭菜園でもフラワーガーデンでもないとこがミソです。

根こそぎ手入れをしなくて全く実害はないという事です。

「ファン・ランニング」と一緒で、少しでも今よりも雑草がなくなれば、やらないよりもOKなのです。

飽きたらやめてしまって良いのです。

いざその日のうちに全工程を完了しなければならないせっぱつまった理由はないのです。

 

農家さんのように、手入れを怠ったからと言って、収穫量が減って生活に直接打撃を受ける事はないのです。

入場料を取って、人に見てもらうフラワーパークを作っている訳ではないのです。

お客さんに「こんな雑草も手入れされていないとこに金なんか払えるか!金返せーっ」と言われる心配もありません。

 

そもそも雑草とは?

人間が勝手に名付けていますが、植物からすれば良い迷惑なのです。

雑草と呼ばれていない植物を優先したが故の雑草なのです。

 

私はそもそも雑草と呼ばれていない植物を優先しておりませんので、雑草を目の仇にする必要もありません。

「雑草は根っこから抜かないとすぐに生えてくるぞ!」と強迫観念を植え付けられる必要もありません。

 

そんな適当な手入れの仕方でも、季節とともにさまざまな花が勝手に咲いてくれます。

植物に興味がない私でも、「ああまた咲いたな」とか「この花の名前はなんだろう」とかくらい感じる程度は大丈夫なのです。←まず調べませんが。

 

うちにも電気草刈機があります。

今日中に一気に片付けてしまおうと思うときにはその機械を物置から出してきて、延長コードをつないで、疲れた腕を左右入れ替えながら草刈りする事もありますが、それは作業であり、ちょっとストレスであります。

 

今日、「ファンランニング」から帰ってきてから「ファン草むしり」を小1時間程度やりました。キリは大きな雑草入れ用の袋1袋です。

いつも本気でやると、この袋が5,6袋になって3時間くらいかかってしまいますが、今日は手作業でこの1袋だけ。

また気がむいたらやりましょうと思いました。

それほどストレスではありませんでした。

てんとう虫が何匹かいました。

ナメクジもいました。

ダンゴムシもたくさんいました。

娘は虫が大嫌いなので、わーきゃー言ったりしますが、私は粛々と気がむいた箇所の雑草をむしっていってそのうち辞めたのでした。

 

みなさん(私もそうですが)しょっ中そんな時間は取れないとか、思って一気に片付けなければならないと思ってしまいます。しかしそう考えると5分間だろうがその作業がマイナスでストレスになってします。

そう考えないで、これは「ファン草むしり」なんだと考えれば、意外と楽しみながら作業できるんじゃないかなぁ〜と思いながら、今日は「草むしり」をしたのでした。

 

ゴールデンウィーク中だからそう考えて出来たのかもしれません。

でもこれからも「ファン草むしり」を楽しもうと思ったのでした。

おしまい