2020/05/22 (金)
ジャッキー・チェン映画 MY BEST9
映画
「ポリス・ストーリー/REBORN」をamazon primeで観ました。
ちなみに大ヒットした「香港国際警察」のポリス・ストーリーとは関係がないのであしからず。
しかしエンディングでは懐かしいあのポリス・ストーリーのテーマが歌われているので、これだけでも最後まで観て良かったと思わせてくれます。
感想は控えますが、これを機に、私のジャッキー映画につい て振り返ってみたいと思います。
思い起こせば私は小学生の頃からジャッキーチェンのファンで、1980年代~1990年代初期に一番夢中になって観ていました。
かれこれ40年近くになります。最初にはまったのが「プロジェクトA」ですので、初期のカンフー作品はその後に観ました。
その後はハリウッドに進出したり、新作の度に気にとめて観たりしていますが、小学生の頃のわくわくを取り戻すことは、残念ながらなくなってしま っていました。
これは私側の変化が大きいと思います。
テレビで放映したジャッキー作品をビデオに録画して、2台のVHSレコーダーを駆使してアクションシーンだけを集めた名場面集を作成した思い出があります。今でもどこかにとってあるはず、、、
私のジャッキーチェン映画ベスト9を上げると以下になります。
1位 プロジェクトA 1983年
マイベストNo1 全てがそろったジャッキーエンターテイメント映画。
競演のサモハン、ユンピョウも良かったし、ジャッキー映画にしては珍しく!?ストーリーの破綻を気にせず最後まで楽しめます。
このあとジャッキー映画を観る時は常にプロジェクトAくらいわくわくさせてくれるかどうか?が私のジャッキー映画の指針になってしまい、逆にハードルが高くなってしまったとも言えます。
自転車チェイス、時計台、飲み屋での乱闘、上官の命令に背いてビップクラブへの突入、最後の3対1の対決、そのどれもが 見応え十分に楽しませてくれました。
主題歌は今聞いても心がざわざわと沸き立たせてくれます。
2位 ポリス・ストーリー/香港国際警察 1985年
サモ・ハン、ユン・ピョウとの競演がなくてもこれだけ面白い映画が出来るんだ!?と嬉しい驚きを感じさせてくれた映画でした。
冒頭からクライマックスのようなアクションの数々やジャッキー以外の特に女優さんがビルの屋上からプールにダイブするシーンでは度肝を抜かれま した。
名シーンとなっている最後のデパートのエスカレーターからの飛び降りシーンですが、個人的にはプロジェクトAの時計台のシーンと比べてしまい、惜しいなぁと思ってしまいました。いや凄いですよ、ものすごく。
この感情がわかなければ、プロジェクトAと同率で1位になってもおかしくない作品です。
やっぱりサモ・ハン、ユン・ピョウとの競演作は面白いと再確認させてくれた映画 でした。スケボーアクションが凄い。
ジャッキー・チェンはなんでも出来るんだなと、もう神のように崇めてしまいました。
実際のマーシャルアーツチャンピオンのベニー・ユキーデとの対決は必見。惜しむらくはベニーの身長がもう少し高ければ、絵的にもっと見応えが出たのにと思います。
背があまり大きくないジャッキーがさらに小さいベニーと対決する。小さいベニーの強さが逆に不気味さの演出にもなっているとも言えますが、 、、
4位 ファースト・ミッション 1985年
ジャッキーシリアス路線。全体的に派手な演出はないですが、その分知的ハンディキャップのサモ・ハンとの兄弟人間模様に焦点があてられています。
アクションも格闘シーンにものすごく緊張感があり、溜まりにたまった理不尽感を最後の格闘場面で一気に解放してくれる爽快感はジャッキー映画の真骨頂といえます。
またジャッキー映画の中では数少ない泣ける映画にも数えられます 。
個人的に、ジャッキーが歌う主題歌「Chaina Blue」はジャッキー主題歌ベスト1です。!!
5位 サンダーアーム/龍兄虎弟 1986年
この映画撮影当時、私は映画雑誌を定期的に購入しておりました。
雑誌での人気投票ではいつもジャッキーチェンが1位に輝いていたことが思い出されます。
そんな中、映画撮影中の事故でジャッキー・チェンが再起不能という記事が掲載されました。
もちろんジャッキー・チェンはその後も無 事に復帰されていますが、撮影が中断されたのは事実だったと思います。
その怪我のせいか、一番短髪でのジャッキー・チェンを観ることが出来ます(私個人調べ、、多分、、) 展開的にはつっこみ所も多いです。
最後の崖からのダイブシーンも迫力に欠けると思っています。
しかし冒頭のアクションやアマゾネス軍団(ムキムキ女性軍団)との格闘、敵の群衆にほぼ一人で立ち向かうシーンなど(1対大勢の格闘シーンもジャッキーの真骨頂ですね)ジ ャッキーアクションをこれでもかと堪能出来ます。
6位 ヤングマスター/師弟出馬 1980年
ここにきて、はじめてカンフー作品がランクインします。私はカンフー作品をプロジェクトA他の後から観ました。
カンフー作品はどうも格闘シーンにスピードがないといまいち評価が低かったのですが、このヤングマスターは違いました。
現代劇の格闘シーンと比較しても遜色なく迫力あるアクションが楽しめます。
中国の獅子舞!?同士 の対決も見所、こんなアクションがあるのかと、そのアイディアには脱帽です。これは中国4000年の歴史ならではのアクションなのかもしれませんね。
7位 酔拳2 1994年
ジャッキーとしては、最後年で制作されたカンフー表題作品だと思います。「カンフー作品を現代劇で培った技術で!」というのを望んでいた私にとって、満を持して登場した作品でした。
予想以上のアクションの数々はお腹いっぱいにさせてくれます。
しかし197 0年代のカンフー作品が好きな方々からすると、設定は昔ですが、雰囲気事態は現代風。昔の衣装をまとった現代アクション映画という印象があります。
ストーリーも師匠からカンフーを教わるといった内容ではないので、昔のカンフー題材映画とは別物です。
しかし表題だけでも酔拳を90年代に復活させてくれただけでも私は大満足なのでした。(ほぼジャッキーと年齢が変わらないんじゃないかっていう女優さんがお母さん役をしている( 笑))
8位 大福星 1985年
サモ・ハンのコメディ路線映画を私はあまり観ていませんが、こちらはジャッキー、とユン・ピョウががっつり主要キャラとして出演しています。
撮影の多くを日本で撮影されていて、これは今観ても嬉し懐かしく楽しむことができます。富士急ハイランドでのアクションシーンやドクタースランプのアラレちゃんの着ぐるみを着たジャッキーがアクションしてくれるは、カンフー映画 好きな鳥山明先生も大感激だったのではないでしょうか?
この映画の主題歌もオススメです。YOU TUBEでは「時代錯誤」という不思議なグループのPV映像が観られます。
この雰囲気、80年代!!
9位 新・ポリスストーリー 1993年
ギャグはいらないよ、ひたすらシリアスなジャッキーが観たいと思う方も多いのではないでしょうか?
私もジャッキーのコメディセンスは好きですが、時としてとっちらかってし まい、せっかくのシリアス雰囲気が台無しに感じることもあります。(それがジャッキー映画なのですが、、)
こちらの作品は実際にあった事件を元に制作されて、全編シリアス路線です。
ポリス・ストーリーと表題がつく作品が多くて正直ややこしいのですが、こちらも香港国際警察とは全く別の独立したお話になっています。
そんな中でも猪突猛進で行動するジャッキーは健在。実際の事件をベースにしているからこそこの単独行動には他の違う緊張感があります。
以上になります。いかがだったでしょうか?
皆さんもそれぞれのジャッキー映画BESTがあると思います。
私もまた別のジャッキー作品が観たくなってきました。
長くなりましたがおしまいです。