深夜特急最終6巻を読み終えて


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オープンしたての、渋谷パルコにて


今日は一日冷蔵庫の中にいるような気温だそうです。

 

冷蔵庫というと極寒のイメージだけど、冷凍庫じゃなくて冷蔵庫だから、一日中10℃に届かないくらい。

 

真冬というのは冷蔵庫の中より寒いという事ですね。

当たり前のお話しでした。

 

さて深夜特急の最終6巻を読み終えました。

 

全6巻、半年間くらいで読み終えたのでしょうか?もうちょっと短かったか正確ではないですが、文量に比べて時間がかかったと思います。

 

読む前に勝手に想像していた内容とは違っていましたが、とても興味深く読了しました。

 

そう、興味深かったという感想です。

 

旅先で起こる出来事に対しての心の動きは、体験していない僕にとっては想像の域をでるはずはありません。

 

その時その時の筆者の心の動きが興味深く、面白く、楽しみながら、自分だったら果たして?と想像しながらの読書は、旅行記ならではの楽しさであり、読了するのがいつからか残念なようで、結果、読み終えるのが遅くなったのでした。

 

深夜特急というと、とても有名ですので、いつかは読んでみたいとずっと思っていました。

それが、珍夜特急というバイクで世界を旅する本が面白かったために、今回続けて深夜特急にも手を出すことになりました。

※珍夜特急はAmazon電子書籍で読みました。ぜひオススメ

※なお珍夜特急と深夜特急は何の関係もありません。

 

旅を通じて、青年が成長して、最終的に何かしらの悟りのような発見をする、的な小説では全くありません。

 

事実と実際の行動、心で感じた記録なので、受け取り方もまたそれぞれ。

 

また偶然の伏線と回収は現実ならではの面白さを疑似追体験出来たような、もちろんそのほんのちょっぴりにも満たない追体験です。

 

この作品、旅から数年後に書かれたそうで、発表してからも、途中何年か空いているそう。

 

書いている時の作者のタイミングによっては全く違った旅の印象で、読者は受け取るのではないかという緊張感を感じながら読みました。

 

結論など出ない文章が今の僕の心境とマッチしたのかもしれません。

 

もう1度読んだら、また別の印象かもしれません。

実は1~5巻はすでに人に貸してしまい今手元にないのですが、またいつかノンビリ読み返してみたい作品であります!!

 

おしまい