深夜特急、サウダージ

深夜特急サウダージ

腕立て伏せ:16回
懸垂:6回
体重:66.2kg

おはようございます。
梅雨があけてずっと極暑な日々が続いております。
それでも僕は夏が好きです。
今は通勤途中の木陰でこの文章を書いていますが、木陰の中では気持ちがよいです。
(動いたりしなければ、、)

深夜特急4巻を読み終えました。
珍夜特急は、はらはらどきどきのエンターテイメントとしてとても面白く読みました。
深夜特急はまた違った考えさせられる部分が多い。

病気で横になっている旅人の「僕も一緒にいこうかな、」という言葉を沢木耕太郎が聞こえないふりで、荷物をまとめて宿を出るシーンはとても印象に残りました。

深夜特急の文庫本の巻末には、毎回誰かとの対談が載っている。
4巻では文化人類学者の今福龍太。
詳細は避けますが、「外国の人を理解する事は出来ない」みたいな内容も書かれている。誤解があるといけないので詳しくは、本文を読んで欲しい。
僕が考えるところ、同じ日本人であっても究極他人は理解しえない。という事のように思った。
理解しよう、したいという事が無駄だという事では全然ないけど、そういうこと。

もうひとつ「サウダージ」という言葉。
正確に和訳する事はできないような、哀愁や懐かしさや漠然とした未来への夢みたいな意味だと解釈した。ウィキペディアで読んでも、漠然としかわからない。
この漠然とした感覚を共有している文化が外国にある。
この漠然とした、和訳出来ないような感覚が存在するという事が、僕には驚きとともに心地よい感じがしたのです。