心療内科受診3回目

心療内科受診3回目
2019/07/20 09:27

腕立て伏せ:7回

3回目の受診。正直、受診して何かが劇的に改善するという事はないのだけど、お守り代わりになっている薬をもらいに行くのが主たる目的だ。

雨の心配はなさそうなので、自転車で病院に向かう。30分も走れば到着する距離だ。
病院に駐輪所はない。近くの歩道に止めようと思ったが、最近は路上駐車がうるさくてなかなか止めるのには勇気がいる。

ちょっと路地を入って、ほんの数分だろうから良いだろうと止めて鍵をかけようと見上げた標識には「自転車の路上駐車禁止」の文字。
さすがにこの標識と自転車を鍵でつなぐのは気が引けたので、すぐ並びの一方通行の標識に自転車をつなぎ止めた。

8:30から開く予定の病院は、雑居ビルの5Fにあり、僕はちょうどぴったりの時間に到着したはずだが、エレベータを降りてすぐの病院の扉の中は電気がついていなくて、扉の前には患者さんらしき人が2人ほど待っている。

心療内科という場所がら、あまり他の患者さんと顔を会わせるのはどうも気を使ってしまうが、仕方がない。
ふと観ると、台の上に診察券入れがちょこんとおいてあるのを見つけて、僕はその中に診察券を入れて、2人と一緒に扉が開くのを待つことにした。

しばらくして、エレベータから看護師らしき女性が、急ぐように扉の鍵を開けたが、
「もうしばらくお待ちください」といって、そそくさと医院の中に入っていった。

すでに時間は8:40くらい。
私のあとからも何人か患者らしき人が医院の扉の前にたまってくる。
中には、「おはようございます」と僕ら誰ともになく挨拶をするおじさんがいたが、誰も返事は返さない。

僕は時間が過ぎているのに開かない扉に別段腹はたたなかった。
今日の僕の気分は別段落ち込みが激しい感じはなかったが、こういった場所がら、なんとなくまわりとあわせて落ち込んだような顔をしなければ申し訳ないような気がして、少し落ち込んだような顔で、皆と一緒に扉が開くのを待っていた。

先生が到着したのとほぼ同時くらいに、先ほどの看護師らしき女性が扉をあけて
「どうぞ、お待たせしました」と言って、皆を待合室に引き入れた。

全部で5,6人くらいだろうか。
僕は待合い室のソファに座って、「深夜特急」を少し落ち込んだ顔をしながら読みながら、自分の名前が呼ばれるのを待つ事にした。

おしまい