「迷走・混乱ブログ」 「心療内科」を受診しました。

「迷走・混乱ブログ」 「心療内科」を受診しました。
2019/07/01 12:25

たった今、初診終了しました。

医院のあった場所は、雑居ビルの5F。
私が小学生の頃から慣れ親しんできた街中にあり、最寄りの駅からは5分とかからない場所にありました。私はネットで検索して、こんな近くにあったのかと少し驚きました。
そのビルの前の通りは、いままで何度と無く通過したことのある道でした。
それだけに、病院に入る前には緊張感も少しゆるんだような気がします。
院内はどちらかというと閑散とした印象で、変に装飾されていないのに私は好感を持ちました。
決して新しい室内ではありませんが、軽薄な感じを受けずに、それだけ長い間こちらで医院を続けているのだなと、出来たばかりのクリニックだとなんだか信頼がおけないような気がしていたので、良かったくらいです。

私は絢爛豪華ないかにもお金を稼いでいそうな病院は心療内科でなくても、歯医者でも内科でも大きな病院であってもあまり信用できない気がしています。

医院に入ってまず驚いたのが、近所の顔見知りの男性が待合い室のソファに座っているではありませんか。
それほど親しい間がらではありませんが、会えば挨拶ていどは交わす仲です。
心の中では「ぎょ」っとしましたが、顔には出さず、私もそうでしたが、向こうもあまり知られたくないのは重々気つきながらも、いつもどおりに「こんにちは」と挨拶を一方的に吐き出し、私は受付の後に、その男性とは柱をはさんで見えない位置に座りました。

不思議と「しまった」とか「恥ずかしい」という気持ちはわかずに,ふだんその男性を見ていて思っていた印象から、そうかと妙に納得した部分がありました。

さて、その男性のほかには誰も順番待ちはしておらず、思いのほか10分程度待っただけで病室に呼ばれたのでした。

やさしいおじいさんといった感じの先生。

先生は最初の質問をゆっくりと探されているようで、私は自分から、この前のブログの文章を読んでもらうのが、今の私の気持ちを一番伝えられるのではないかと思って、ポメラDM100の文字表示を少し大きめにして、そのまま先生に読んで貰いました。

先生はゆっくりと文章を読んでくれて、その内容に対して過剰に反応はせずに、いたってナチュラルに質問されてきました。
「最終学歴は?」
「何か思い当たる原因はありますか?」
「心配性ですか?」
「親族の中で、同じような症状だった方はいらっしゃいますか?」
などなど

私は出来るだけ、丁寧に私の中で考えている事をぼそぼそと答えました。

親族に関して言うと、私の母方の祖父が躁鬱病だったと昔きいた事があります。
私はずっとそのことを覚えていて、頭の片隅にはありました。
しかし私はその祖父が大好きだったのです。
だから今回というよりも、私は昔から鬱に対する心配を心のどこかで準備してきたようなところがあります。
ですので今回も「突然、なんで私が、」という驚きよりも、ああついに来ちゃったかな?というふんわりとした感情がありました。←しかしこれの因果関係も決めつけは良くないと思っていたので、ふんわりと頭の隅においておく感じでした。

心配性や人見知りは、子供の時から思っていた事でした。
でもだからといって他の人よりも劣っているとか、同じ事が出来ないとは思っていませんでした。
どちらかというと私が思う理想像には届かないんだなという感じはしていました。
しかしこれも「言い訳だな」とも思っていました。

小一時間くらい話したでしょうか。
診断は「鬱」ではなく、「不安症」←たしか、、
鬱まではいっていないという先生の見立てでした。あくまで現時点では。
「これから診断が変わる可能性はあるかもしれない」
と、いたって断定はされない言い方でした。

そりゃそうだと思う。
人の心を扱う診断で、何事も人によって違った症状、そういった中で最大公約数的に診断していくしかないのだと思いました。

先生の質問、話し方は高圧的ではありませんでした。
私も人にこんなしゃべり方、投げかけ方ができたらいいな、と思うような静かで、しかし優しいしゃべり方でした。

対応としては、薬を処方するか?漢方を処方するか?様子を見るか?
それを先生は私に相談されました。
とにかく苦しい現状があるので、私は薬を希望しました。
少しでも改善するならといいう、これは藁をもつかむ気持ちだったので、すこしでも物理的な改善を望んでいたのです。

先生はそれを良いとも悪いともいいません。
多分この先生は、いきなり強い薬を処方などしないだろうという信頼感がすでにそこではありました。

今日は妻に内緒できましたが、出来れば妻にも一緒に来られたらよいとおっしゃいました。自分でする自分の症状は他人からみれば全然違う場合もあり、それは先生が私の現状を把握する上で情報が多くなるといった理由からでした。

まだ妻に話すかどうかは決めていません。
あまり心配をかけたくないのが正直な気持ちですが、先生がおっしゃる事ももっともだと思いました。

とりあえず、「クロチアゼバム」という薬を毎食後に一日3回、一週間飲んで様子をみる事になりました。

こういう内容を文章に書いたりする事に対して聞いてみました。
先生の答えは、
「書いても書かなくてもそれは自由ですが、書かなければならないと考えると、それはまたストレスになってしまう。また自分の症状を書き記す事で、普通なら忘れてしまう事を、頭にインプットしてしまうデメリットもあるかもしれない」
とおっしゃいました。
なるほどと思いました。

自分の気持ちの備忘録としてブログには記そうと思いますが、あまり辛辣に書き記すのは控えようと思います。
辛辣な内容が真実なのか?ただの気のせいなのか?今の自分では自信を持って判断しかねるところがあるので、それはそう納得して思いました。

つづく