キャンプ道具の話 「トランギア アルコールバーナーTR-B25」オススメの使い方

キャンプ道具の話 「トランギア アルコールバーナーTR-B25」オススメの使い方

今回ご紹介するのは「トランギアのアルコールバーナー」です。
キャンプ好き、アウトドア好きなら、一度は聞いた事があるのではないでしょうか?私もアルコールバーナーは各社の物を全部で4個くらい所有しています。火器のなかでは比較的安価という事もあり、増えてしまいました。

どのメーカーの物を購入しても性能がどうこう言う程、支障はないと思います。特にキャンプ場で使用する分にはまあどれでもいいかなと思いますが、中でもトランギアのアルコールバーナーはその代表格として広く名前が知れ渡っています。
トランギアからは、ストームクッカーというアルコールバーナーで調理一式が出来るコッヘルセットなども出しており、押しも押されぬNo1アルコールバーナーである事に異を唱える人はいないでしょう。
このアルコールバーナー、構造はいたって簡単で、二重構造になっている容器の縁に小さな穴があいています。その容器に燃料用のアルコールを入れて、着火すると気化するアルコールに火がついて、アルコールがなくなるまで燃え続けます。学校であったアルコールランプを想像していただければ、見かけは違いますが、原理は一緒です。

●大きさ、重さ 手のひらサイズで110g程度(もっと軽い製品もあります)
別途燃料を用意しなければならないが、非常にコンパクト
お湯を沸かしてコーヒーやカップ麺を食べるだけだと割り切る人にとってはとても便利なお手軽道具だと思う。
構造もシンプルな分、故障する心配も無用の信頼性。
しかし火力が弱く、風にも弱く(ストームクッカーはその弱点を見事に克服している製品)いろいろなシチュエーションで使おうと思うと道具の数が増えたり考えるのが面倒くさくなってしまい、私はメイン火器としては使っていない。ストームクッカーもなにげにかさばり、価格も高くなってしまうしね。
またガス缶(CB缶)がこれだけ何処でも安価で手に入る今では、燃料コストパフォーマンスがいいとは決して言えない。

●いよいよオススメの使い方
それでも私はキャンプやバーベキューに1個は必ず持って行く。
これはスゴくオススメの使い方なので、皆にまねして欲しい。
焚き火をする時や炭起しの時、火を着けたアルコールバーナーを薪や炭の下に入れて使うのだ。
中で燃えているのだからそのままほっておいても良い。
金属製で故障知らずだから安心してぶっこんで使ってしまいましょう。
すすなどで黒くなってしまっても気にしない。
あっと言う間に使い古した道具の風貌になって愛着も沸く。
専用の炭起し器具や、なんなら火が着くまで持っていなくても良いので、ガスバーナーよりも使える。

アルコールバーナーは決して、「音が静かでよい」とか「シンプルなのが好き」といった以外に、誰もが実用的に使えるのだ。おしまい。