高速道路の橋桁をつたが覆っている写真
昨日、会社の同僚と3人で、銭湯に行った。
そこは昔ながらの銭湯で、衣服をしまうロッカーも無く、おおきな籠に入れる。
脱衣所も洗い場も薄暗く、個々にシャワーなんてついていない。
水とお湯の蛇口が1個づつついているといった、本当に私が子供の頃に行った銭湯そのままの施設が、奇跡的に現在でもその姿をとどめていた。
同僚の1人が通っている銭湯で、とても良いのでとお誘いをうけての入浴だった。
結果は良かった。ものすごく良かった。
お湯は身体を比喩でなく芯から暖めてくれて、入った時にちょっと気温が低いかなと思った脱衣所の室温は、入浴後には丁度よく設定されている。
(これは偶然というか、長年営業してきて環境が適合設定した温度というか、、、)
他のお客は皆常連さんのようだった。
家風呂ではなく、あえてこの銭湯に毎日通ってきているような常連さん。
健康ランドなどでは味わえない、裸のつきあいに自然となかば強制的に、入り込むといった感じだった。
建物のせいか?そういった設備のせいか、はたまた常連客が醸し出す雰囲気なのか?
むかーしに感じたなつかしさを、頭でなく体感したような気がした。
場所は千葉県船橋市「鷺沼温泉」
こういった雰囲気に抵抗がある人も多いと思う。
特に私の妻や娘は全然だめだと思う。
昔のキャンプ場はきたなくて嫌だけど最近のきれいで、設備が整っているキャンプ場に
人気が集まるような、、、
綺麗な設備を私は否定しません。
こちらも好きです。気持ちがよいです。
昔ながらの設備はそれこそ衛生面や防犯上のトラブルも現代施設よりも起きやすいでしょう。
だからこそこの絶妙なバランスで現在の残っているこの鷺沼温泉はとても希有なのだと思う。
また、建設的に考えろ!と色々頭を悩ますことを強制されているように感じる今の自分の生活にとって、すべてがちゃらになるような安堵感がここにはありました。
また機会があったら行きたいと思う。
でも一人で行くのは少しハードルが高いかなと躊躇したりもしてしまいます。
おしまい