先日の房総半島ツーリング
高滝湖PAにて
先日の房総半島ツーリングは、vt750sに乗りかえてから初の終日ツーリングでした。
総走行距離は350kmくらい、そのほとんどを2人乗りでのツーリングをしてみて、改めてこのオートバイをふりかえってみたいと思います。
●乗り心地
休憩をこまめに入れて走ったので、恐らく連続して2時間も走っていないが、お尻が痛くなるなどの予兆は全くありませんでした。
僕の身長が168cm程度という事もありますが、他のアメリカンクルーザーと比較して、適度に前傾姿勢で乗れるというのも大きいのでしょう。
これはツーリングバイクとしては充分な乗り心地だと満足しました。
しかしながらタンデムシートはかなり厳しいようです。
バックレストもついているので狭くとも快適なのではないかという僕の予想を見事に裏切ってくれました。
タンデムシートはタンデムステップに足を載せた時の膝の曲がりが厳しいのです。
同僚にそう言われて、初めてタンデムシートに自分で座って確認してみました。
果たしてその通り。これでは1時間でも辛いという感想です。
小さな女性や子供であればそうでもないかもしれませんが、平均身長以下でも成人男子の長時間移動は結構厳しそうな印象でした。
この車種を選んだ時、タンデムも楽そうだというのも選択理由の一つでしたが、ここは撃沈です。
●燃費
普段の通勤では21,2km/L程度の燃費です。
期待していたほどではありませんでした。
しかし2人乗りでも高速道路を使った最高燃費は29.8km/Lが出ました。
ストップアンドゴーが少なければこんなに伸びるんだと感心。
車重が重いと、燃費が良いときと悪い時の差が、vanvan200(車重約130kg)と比べて違いましが顕著に出るようでした。
vt750sは車重232kg,
●燃料タンク容量
これはわかっていたことばですが、もっと欲しいですね。
もう3Lくらい欲しい。
ツーリングのルートにも寄りますが、今回は150kmをめやすに2回給油しました。
台風のため閉まっているスタンドがある事もあって、早め早めの給油を心掛けました。
知らない土地のツーリングでは、ガソリン携帯缶がないと心配性な僕はダメかなと思います。
●走行性能
これは僕には満足レベル。
見通しのよい道路でも100km/hは出しませんでしたので、その速度域においては誠に快適です。
例え渋滞にはまっても、ギクシャクする事もなく、ノンビリ気分で走れます。
それ以上の速度を求める方にとっては、明らかに不満だと思います。
これは乗り方によりますね。
●積載性
今回の2人乗りでは積載性はやっぱり苦しい。
しかしまあまあ大きめの15Lくらいのマグネット式タンクバッグをつけて、ショルダーバッグを走行中はタンクバッグの上に載せて走りました。
※2人分のカッパとガスバーナーとコッヘルを持って行きましたが使いませんでした。
キャンプツーリングなどは出来ませんが、日帰りツーリングなら大丈夫です。
またひとりだったらタンデムシートにボストンバッグをくくりつければキャンプも行けそうです。
今の所、サイドバッグやリアキャリアを付ける予定はありませんが、なんとかいけるでしょう。
●取り回し
簡単ですが、最後に取り回しについてです。
2人乗りで農道のような登り坂の脇道に入ったりしてもふらつきませんでした。
乗り出し当初の感想通り、低重心でバランスが物凄く良いのです。
ハンドル切れ角が大きく、Uターンなどは苦手ですが(僕の腕の問題もある)通常運転において、車重(232kg)からの予想より遙かに取り回しは良いと思います。
押し引きは車重なりの抵抗は勿論感じます。
しかしそれによってオートバイを斃しそうになるといった感じは今回全くありませんでした。
これは所有して扱ってみないとなかなかわからないかもしれません。
vt750sのショートインプレは如何でしたでしょうか?
現行車ではなく、不人気なのは勿体ない
よいオートバイだと思いますよ!!